(Source: likeabosspimp)
(Source: sugar-hiccup24, via pehepen)
Insects in amber. From the Dominican Republic, Miocene epoch (23.8 to 5.3 million years ago).
(via escrap)
1911年 東京
親愛なるコーちゃんへ
ながらくごぶさたしたね。—かわりないかい。
大洋を渡る白鳥が君の在所の知らせを運んできたので、私も運命が君にやさしくしてくれたことを知って嬉しいよ。君が去った時、私はとても淋しかったよ—君の夜毎の散歩が懐かしくて私胸は痛んだし、君のうろつく姿がなくなってテーブルはにわかに広々としてしまったしね。
たった今も私は君の写真を前にして書いているよ。
君は世界中の猫を殺してしまった。だって君はただ一ぴきの 唯一の私のいとしい猫だからさ。
最初のねずみはもう捕まえたかい。おいしかったかな。きっと、栗鼠を楽しく追いまわしているんだろうね。到達不可能なものを追求することには偉大な楽しみがあるものだね。君も私も、驚きこそが至福の秘密であり、理性と共にうるわしきものの死もやって来ることを知っているものね。
陰険な雌猫どもとは親密にならん方がいいと思うよ。--君を理解するふりして、実はその眼にお似合いの爪を持ってるだけの、腹黒い連中だからね。雌猫どもと友情を結ぶのも慎重にやりたまえ—たとえ最上の手合いとでもね。連中は苦痛を通じて知り得たことしか君には教えちゃくれないよ。君は一切を喜びの門を通じて学ばなければいけない。
勇ましくあれ。勇気こそが命の鍵だからね。決して卑下するな。君の誇り高き血統を、そして私の所へ連れてこられる前に、どなたの保護のもとにあったかを、考えたまえ。
コーちゃんや、淋しいかい。孤独は君や私よりずっと立派な人々に課せられた運命なんだよ。
元気でね。
君の友なる覚三
君にマタタビを少々送る。気にいってくれるといいがね。
"— 岡倉天心が送った『猫への手紙』 (via libertysketch)
(via kikue33333333)